平和のために声を! 聖エジディオ共同体主催・第36回「平和のための国際集会」に参加

 10月23〜25日にかけて、イタリア・ローマのコンベンションセンターを会場に、聖エジディオ共同体主催・第36回「平和のための国際集会—平和の叫び」が開催され、人類愛善会から宮下愛善(なるよし)人類愛善会副会長、木村且哉本会幹事が参加した。

 2,000人が参集した23日の開会式では、アンドレア・リッカルディ聖エジディオ共同体創始者、イタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領、フランスのエマニュエル・マクロン大統領などのあいさつがあり、世界の宗教者、政治家、市民運動家たちが一致協力して今行われているすべての争いを止めなければならないと訴えた。

 24日と25日にかけて14の分科会が開催され、フロアからの提言として、宮下副会長が分科会4「平和の源としての祈り」と分科会14「メディア、社会、平和の叫び」でそれぞれ3分間スピーチを行い、同じ根源の下で皆が兄弟姉妹同胞であり地球市民であると認識をすること、エスペラント語で平和の祈りや対話を行うことの必要性を訴えた。

 25日は午後2時からコロッセオ近くのサン・グレゴリオ・アル・チェリオ聖堂で各宗派教団に会場が割り当てられて平和の祈りが行われ、大本は会議室の一室で大本祭典を執行した(写真)。午後4時からはコロッセオで開催されたフランシスコ・ローマ教皇主催のミサに参列。引き続き5,000人が参加して閉会式が行われ、「人類は戦争を終わらせなければなりません。さもなければ、戦争が人類を終わらせることになるでしょう。私たちの共通の家である世界は、唯一無二の存在であり、私たちのものではなく、未来の世代のものなのです。よって、核の悪夢を払拭しましょう。核不拡散と原子爆弾解体のための真剣な対話を直ちに再開しましょう。民族の和解に有効な薬である対話から共に再出発しようではありませんか。あらゆる対話の手段に投資していこう。平和はいつでも可能なのです。二度と戦争はやりません。もう二度と対立いたしません」との力強いローマ平和宣言をアピールし、3日間を締めくくった。

 なお、24日夕刻には大本ローマ支部で月次祭を執行し19人が参拝した。またローマ市内3カ所でご神水を散布した。