
1月3日、亀岡市の大本本部で開催された祭典にシリア・ダマスカス出身でアブヌールモスク会員のオバリ・アブドルカーデル博士が参拝し、小林龍雄本会会長から愛善基金が手渡され、同博士は感謝のあいさつを行った。また、後日、同モスクのファルウク・アクビク理事長からの御礼状が出口紅総裁と小林会長に届けられた。
2011年にシリアで始まった内戦は今も続き多くの難民を生み、コロナ禍もあって現地は日々の食糧にも困窮する状態が続いている。1990年から当会と交流があるアブヌールモスクにも多くの市民が押しかけわずかな食糧を分け合っている。この現状を鑑み、このたびの愛善基金の贈呈となった。基金はアブドルカーデル博士を通して現地に届けられる。
同博士はダマスカス大学医学部を卒業後、2002年に留学生として来日し、2008年に徳島大学大学院医学部博士課程を修了(病理学博士)。現在は岐阜県を中心にイマーム(イスラムの指導者)として日本各地で活動している。