フィリピンで食料支援活動

 世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、フィリピン政府は予定を延長し、5月15日までロックダウン(都市封鎖)を決行しました。
人類愛善会の分会があるマリンドューケ島もロックダウンの対象地域で、人々は生活必需品を購入するための外出を除き、移動を大幅に制限されています。このため仕事にありつけず、わずかな収入さえなくなり、食料を買うことにも貧窮する家庭が急増しました。
この状況に危機感を募らせたマリア・アルマ・S・バラーノ分会長から総本部に支援の要請があり、人類愛善会総本部は食料の配布を決定。
マリンドューケ分会の協力を得て、4月21日から25日にかけて配布活動を行い、配布物資(米2㌕、緑豆500㌘、サバ缶詰3缶、コーヒー3箱、麺3袋、卵8個、乾燥魚300㌘、ピーナッツ3缶)1組を177世帯にそれぞれ届けました。
配布された世帯の多くは、マリンドューケ分会が2010年から続けている子豚支給プロジェクトの受給生徒の家族で、思いがけない食料の援助に喜び、各家庭から総本部に感謝の言葉が届けられました。
分会が行っている子豚支給は順調に活動が続けられ、今年も多くの子供たちから子豚の出産が報告されています。人類愛善会会員の皆さまのご支援に、心からの謝意を申し上げます。
(木村且哉)